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2015-05-14

ミエルかみを終えて

5月10日をもちましてミエルかみ無事に幕を下ろす事が出来ました。 4.24~5.10と長い期間でしたが天候にも恵まれ多くの方にお越しいただき幸せな京都での展示会となりました。自分は和紙作家ではなく素材の紙を作っております。素材の展示だけではここまでの楽しい展示会は出来ません。これはひとえに今回ご一緒させて頂いた使い手である料理家・井口和泉様、青い月・中川たくま様 Design studio SYU・前崎成一様、cosmic wonder・前田征紀様、そして今回の展示会にお声をかけて頂いたgallery 白田・石井直人様・すみ子様のおかげです。そして期間中、沢山の方にお世話になりました。本当にありがとうございました!

ではミエルかみの雰囲気を感じて頂ければ幸いです。
会場入り口mierukami01

入って左手に懐玄軒mierukami03その中に作品が展示されています。この白い物体は井口さん「水を漉す一枚の紙」のオブジェmierukami13下の方より一滴一滴漉した水が甕の中に吸い込まれ良い音が響きます。mierukami02そして井口さん、中川さん、前崎さんが素材の和紙を使いそれぞれの形に。mierukami04こちらはこんにゃく加工の大麻紙をcosmic wonderの前田さんが紙衣へ。少しの風でゆっくり回り・・・。mierukami14こちらは母屋mierukami11中はこんにゃく加工の楮和紙等を使用したcosmic wonderの世界 mierukami06丁寧な仕事の巾着等mierukami07広い敷地には前崎さんの呼吸する紙達。風がある時ない時で見え方が変わりとても面白い作品mierukami09これは井口さんのガーランド作りから生まれた「かざかみ」mierukami10私は少しの紙と紙漉きの道具の展示をmierukami15そして25日には「水を漉す一枚の紙」を使った井口さんの料理のワークショップ。
これは鳥肉を和紙に包んで塩釜焼き。勿論、紙は料理に使いますのでトロロアオイは保存液は使用しておりません。mierukami17以前、久住章さんのワークショップで作られたかまどを使用してmierukami16あ~美味しかったイワシのお腹に花山椒mierukami19あまりにも美味しかったので井口さんは花山椒を摘みまくりますwwmierukami22「水を漉す一枚の紙」を初めて聞いた時、漉すだけでそんなに変わるかな??と思いましたが今でも水がまろやかになったのを鮮明に覚えております。使い始めだけ少し紙の味が混ざるので最初の水は使用しないでください。美味しくなるというか口当たりが変わります!mierukami18こんなワークショップ楽し美味しすぎます!あ、大事な塩釜焼きの和紙を破る瞬間の写真がないww
井口さん本当にありがとうございました。次回は七山でもよろしくお願いします!mierukami20そして次の日はCOSMIC WONDERと工藝ぱんくす舎 かみのひかりのあわ 水会mierukami23水会では和紙のお話すると言う大役を承りました。
私が漉いた紙を丁寧に紙衣と敷物に仕立てて頂きました。杉林の少し拓けた間、綺麗な敷物に座りお客様の前でお話しをさせて頂いていると・・・。本来、私は人前で話しするのはとても苦手ですが、この時だけは何故かゆっくりと時が流れ、楽しんでいる自分がいました。

今でも鮮明にお客様の顔を思い出す事が出来ます。水会は私にとって、とても不思議な空間で有意義な時間でした。

 

mierukami25今回の為に作られた石井直人さんの素焼きの焼き物もしっくりと。。
mierukami30水会についてはCOSMIC WONDER等で御紹介されると思いますので後日そちらをリンクさせて頂きます。

今回ミエルかみを終えて自分の仕事にまた一段とやりがいを見つけました。
それは今後の仕事にも良い影響を与えてくれます。初めてのミエルかみでしたがまだまだやりたい紙が沢山あります。是非この先もミエルかみを開催できたらと思います。会場でお会いした皆様あまり長くお話しできませんでしたがお気軽にご連絡ください。この度はありがとうございました。

写真はすべて前崎成一さんより拝借

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