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2019-08-21

カレーではなくcurrryな名刺

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周りの人はほとんどの人が好きなカレーしかし自分は小さな頃は全くカレーに惹かれなかった。高校の時の友人もカレーが苦手だった。家のカレーを食べたら喉に骨が刺さったらしい。尾頭付きの鰯が入ったカレー。それはカレーと言うか鰯のカレー味の煮付けじゃないかと。残念ながら鰯のカレーは食べる機会は訪れなかったが・・・。

大学の時に先輩にカレーとハンバーグが嫌いだと話した。先輩の話に納得した。「カレーもハンバーグもどんな人が作っても食べれないほどまずいものはない。そこそこ美味しいくできる。はじめから美味しいレベルが高い。」なるほど。。

大人になってちゃんとしたcurryを食べる機会が増えた。途端に大好きになった。1年程前からそんなスパイ香る南インドcurry屋『TANE』さんの名刺等の紙を作る事になった。きっかけは山香デザイン室の小野さんが声を掛けてくれたから。電話の際に少し冗談で『スパイス紙出来ますよ!』と言ったら後日スパイスを持ってTANEのオーナーとお越しに。。その場で急遽サンプルを作る事に。クミン、カルダモン、フェンネル、コリアンダー・・・紙を漉くと部屋中にスパイスの香りが広がった。その後一週間は紙漉思考室は香りだけはcurry屋さんに。

お客様の要望で色々な物を混ぜ込み紙にしてきた。しかしただ入れるだけの紙に惹かれなくなった。入れることわりがないとなんだか気がのらない。今回の紙もまた勉強になった。カレーではなくcurryな紙。名刺のサンプルが届いた瞬間この紙には十分なことわりが詰まっていると確信した。

大分に行かれる方は是非『TANE』さんへ!
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