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2019-06-10

7月5日から「土から色が生まれる」

IMG_2742福岡にあるおくりもののお店「モクレン」のとよだようこさまにお声をかけて頂き楽しいお仕事をさせて頂きました!

「土から色が生まれる」
2019年7月5日(金)〜22日(月)
11:00〜18:00
会期中お休み:16(火)・17(水)

おくりもののお店
「 モ ク レ ン 」
〒814-0175
福岡県福岡市早良区田村6丁目12-38
℡090-7154-5431

色を付けるには色んなやり方がありますが兼ねてより使用させて頂いていた古色の美さんのベンガラで紙を漉きました。

ベンガラとは
ベンガラは土から取れる成分(酸化鉄)で、日本の暮らしに古くから根付いている素材です。紅殻、弁柄とも呼ばれ、語源は、インドのベンガル地方より伝来したことからそう呼ばれています。
ラスコー洞窟壁画やアルタミラの洞窟壁画にもみられるように、ベンガラは、旧石器時代から使われた最古の顔料であり古代色です。
地球上に一番多く存在する「赤色」は酸化鉄だともいわれていて、人類にとって身近な色であり、土から取れた古代色「ベンガラ」は、大地の色であり日本の暮らしを彩る色だと思います。
陶器や漆器、防虫防腐の機能性から寺院や神社の鳥居や家屋のベンガラ塗りとしても使用されています。今では、天然素材として見直され繊維製品への染色、オーガニック製品にも使用されるようになった素材です。

今回使用した古色の美さんのベンガラは赤だけではなく製造過程での燃焼温度や調合により独自の色を作られています。
詳しくはこちら

 

この仕事、何が一番楽しかったかと言うと紙を漉く際に普段トロロアオイの粘りを使いますが今回はノリウツギの粘りを使いました。土や胡粉等を入れて漉く時にトロロアオイは粘度が強すぎて相性が良くありません。ムラムラになり紙が綺麗ではありません。ムラムラの紙が良い場合は良いのですが。。
紙を漉く際にトロロアオイだと水に粘り気がある感じですがノリウツギだと結構さらさらな感じです。しかも1日中ネリの効き目が続き漉いていて楽しい時間でした!高知の先輩、先生、ノリウツギありがとうございます!

さてそんなベンガラ染めの紙を使ってモクレンさんオリジナルの紙モノを製作されております。
紙のバッグがとても丁寧に作られており光りを通すとまた良い感じです。是非みなさま足をお運びください!

また楽しみなベンガラのワークショップもあります!

◯ワークショップ
・7/14(日) 13:30〜15:30
「ベンガラで染める」
基本のベンガラ染めと手ぬぐいの板締め絞りの体験
手ぬぐい1枚付きと持ち込みの染めたいもの1つ、200g(Tシャツ一枚程度の重さ)までのものが染められます。
要予約 ¥4800(手ぬぐい一枚、お茶とお茶菓子付き)
定員10名

・7/15(月祝) 11:00〜15:30
「アースカラープロジェクト」
地元で採取した土から染料を作り、染める体験です。
土を焼いて色を変えたり。土の染色を楽しみましょう。
要予約 ¥9500(お昼ご飯とおやつ付き)
定員10名

15日は残念ながら定員に達したそうです。

14日のお申し込み・お問い合わせは、モクレンさんまで(090-7154-5431)


注意事項:ワークショップ参加の方でお車でお越しの方は、近隣のコインパーキングをご利用くださいとの事です!





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