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2019-09-11

「和紙を飾る」

reed dm1
reed dm2本来、「和紙そのものは飾るものではなく使うもの」と思い今まで仕事をしてきました。
しかし今回あえて「和紙を飾る」をテーマに紙をパネルにする展示会を福岡県うきは市にあるreedさんで開催します。
自分の考えが変わったのは一つの原料との出会いでした。数年前に北海道の染織家、角寿子さんに少量の楮を藍で染めて頂きました。下処理した原料をクール便で北海道まで送り何度も何度も藍で染めて頂き七山に戻ってきました。それはそれはとても濃く美しいものでした。藍の原料その原料で名刺のサンプルを漉いたりした後ほんの少し残っていたので白い原料と掛け合わせてに紙を漉く事に。

藍の雲紙乾燥してもこの紙はあまりにも美しかったのでパネルに貼り部屋に飾っていました。夏の暑い空にモクモクと入道雲。しかし見る人によってはまた違った風景にも見えます。この紙をきっかけにベンガラで染めた原料、植物で染めた原料、そして藁や藤などの原料を組み合わせて色んな紙を漉きました。自分は作家ではないので紙を飾る事に抵抗があり悶々としているところ、多くのお客様よりパネルを購入したいと嬉しいお声をかけて頂いたので何点か景色のいい紙をパネルを製作。名前は「キリトリ」 嬉しい事に今回reedの中村様よりお声をかけて頂き展示会をする運びになりました。藤と黒ベンガラ黒ベンガラ楮×藤の繊維

まずパネルのサイズを選んで頂きます。色んな紙の中からお客様に紙を1枚選んで頂いてどの部分をパネルにするかじっくり考えて頂きます!その作業がとても楽しくて悩んでしまいます。21日、22日はreedさんに在店します。選んで頂いた紙の色の事などご説明させて頂きお客様と楽しく交流できればと思います。詳しくはreedさんのHPをご覧ください!皆様どうぞよろしくお願いします!

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