年末の仕事の合間に今やっている部屋の模様替えの紙を漉いています。
板戸は一枚で貼りたいので大きな道具で紙を漉きます。
そして板戸はリバーシブルに使えるので白と黒ベンガラのグレーを。しかし気温が寒く乾きが悪いです。
ペンキ塗りの次
昨日はいつもお世話になっている森田印刷所へ
今回の紙の断裁は手切りで
印刷所の断裁機でもカット出来ますが時間がすごく掛かりご迷惑をおかけするので今回は手切りして持って行きます。
そろそろ表具屋さんが使うカッティングマットを購入しなければ・・・。
切るのは大変ですが角のそろったハガキが山積みになってくると何だか幸せな気持ちになります。
昨日、今日は
二日続けて部屋の天井、窓枠の塗装を自分達でしてみました。
問題は窓枠でニスコーティングしてあるのでペンキがそのまま塗れずどうしたものかと考えていました。
そんな時にデザイナー前崎さんの紹介でKifuLさんにご相談するとニスの上でも下地を作る液体を塗るとガラスでも金属でも何でも塗れる素晴らしい塗料を教えて頂きました。これです!
しかも嫌なにおい全くなし、重ね塗りが出来るなどなど良い事ばかり!ご興味ある方は是非KifuLさんのHPを!
施工前
これは下地+塗装一回の時の写真、初めてのペンキ塗りでバタバタしてしまい写真がありませんがDIYの大先輩前崎さんも手伝いに来て頂きました!まさかこんなに事が進むなんて!ありがとうございます!
トータル下地塗り1回、塗料ざっくり3回塗って今回は完了しました。
この後、床、ライティング、壁紙貼り、建具貼り、お願いしているテーブル!まだまだ続きます。
空間の写真は全部できた時に比べて載せたいと思います!
乾燥、そして明日の準備!
今日の午前中は一昨日と昨日漉いた年賀状の紙を乾燥。完璧に乾くとこれまた全然違う見え方に。もし手にとってご覧になりたい方はメールにてご住所教えて頂けたら送らせて頂きます。印刷枚数が今回少ないのでなくなり次第終了させて頂きます。お待ちしております!
午後は明日の準備をしました。前からやりたい、やらなければと思いつつ時間だけが過ぎていましたがやっと仕事場の部屋に手を入れます。年末で忙しい今(笑)。まずはペンキ塗り。。完成の予定は今の所たっていませんが地道に手を入れていきます。その都度ブログで紹介させて頂きます!
ひと手間
来年の年賀状用に
障子の力
今回はいつもお世話になっているDesign studio SYUの前崎邸の障子張りに行ってきました。
張り係はこちらもいつもお世話になっている表具師の川口さんと助手で紙漉思考室の千陽さん。建具の移動、掃除、が前崎さんと自分。本当は前崎さんが入居されてから直ぐに張り替え予定でしたがあれよあれよと半年以上経ち・・・大変お待たせしました!
とりあえず建具が多いのでひたすら張って頂きます!まずは刷毛で糊をさささっと塗って頂きます!
その後に紙を置いて糊の付いた桟に綺麗につけていきます。そして余分な紙をカットして頂きます 。
張れども張れども・・・。とにかくこの家は広く嬉しい事に建具が多い(笑)
障子を張った建具を元の場所に戻すと
一番気に入ったのはこの建具。本来この場所の建具ではありませんでしたが冷気をシャットアウトする為に床にレールを入れて設置(前崎さん達が)。和紙を貼る前
施工後。夜は白い壁、日が当たるとまた違った表情が見れます。
施工後、暖炉の部屋で夕飯までごちそうになり障子の力を再確認しました。施工前と比べモノにならないほど暖かかったです。
本来は表具屋さんに持ち帰って頂いて建具を洗って張り替えて持ってきて頂くのがセオリーですが今回は建具で約40枚ほどあり何日もかかりますので特別に表具師さんに出張して頂きました。その代り事前に建具洗いは自分達で終わらせて頂く事が条件ですが・・・。まえさ・・・・ではなく阿比留様(笑)本当にお疲れ様でした!
皆さん手漉きの紙いかがですか?枚数にもよりますが福岡、佐賀近辺であれば出張張り替え致します。ご相談ください。
活版印刷の本
先日、株式会社グラフィック社発行、著者手紙社様より「活版印刷の本」が発売されました。その中に紙漉思考室の紙を使用してSYUの前崎成一氏に以前制作して頂いたぽち袋、名刺(Kikyuの中村有孝様)が紹介されています。この本には活版印刷の作品、制作の仕方、ちょっとした基礎知識など載っております。全国の書店に並んでいると思いますので是非手に取って頂けたら嬉しいです。こちらの本には載せておりませんが、デザイン持ち込みで紙漉思考室の紙を使用し活版印刷で制作可能です。お気軽にお問い合わせください!お待ちしております!
柿渋揉み紙で
今回は地元唐津の工務店様の依頼で床の間に柿渋揉み紙の紙を施工させて頂きました。楮の揉み紙に柿渋を何度も塗り紙を作りましたがそのままで貼るとシワが伸びてしまいます。伸びないようにいつもお世話になっている表具師川口さんに裏打ちをして頂きました。施工も勿論川口さんです。作業前はこんな感じです。出来ればパテ埋めの下地が出てくる可能性がありますのでシーラーで全面塗った方が無難です。まずは下張りとして楮紙でうけをかけます(袋貼り)
その上に裏打ちした柿渋揉み紙を一枚一枚貼って頂きました。
下からの明りが入ると夜もきれいです。のはずです。
夏の暑い日でしたので自分達は団扇部隊でした。川口さんありがとうございました!