先日、お客様より封筒の御注文を頂きました。サイズや形はお好みで。
お急ぎの事だったので、和紙は基本のシンプルなもので5パターンほどご用意して。
いつもお世話になっている印刷所の方にもご協力いただき、なんとか御希望日までに納品出来ました。
折り目まで入っています
和紙からうっすら透ける感じが好きです
お考えの方はお気軽にご相談ください。 chiharu
お好きなサイズで封筒を
2014 10 23・24・25・26
2014 10 23・24・25・26 長崎のatelier toa様で開催されます。とても素敵なガラス作家のfactory zoomer Kazumi Tsuji様のカードに紙をご利用頂きました。二種類の紙をいつもお世話になっている森田印刷様に活版印刷して頂きました.
表面の黒皮だけを削った緑。
ソーダ灰で煮て丁寧にちり取りをした白。サイズはハガキの半分のサイズです。
薄い紙で包み梱包しました。
この展示会の詳しいお問い合わせはこちらをご覧ください。
お客様にゆっくりご覧頂きたいのでアポイント制となっております。
是非長崎へお出かけください!
そして近くではこちらも開催中です!!子供が喜びます。。
使い方次第で色んな事に使えます!
勿論、紙を作る際に基本のサイズはあります。しかし使用用途によってはカットをして納品する事も多々あります。
カットはとてもシビアなのでいつもお世話になっている印刷所で丁寧にカットして頂きます。
丁寧にカットして頂き御丁寧にカットした残りの紙のこんな風にまとめて頂いてます。
これはほんの一部です。細長いのから小さいサイズまで。。
商品のタグなどちょっとした時に重宝します。考え方次第では色々用途があります。きっと・・・。
もし何かに使用したい方がいらっしゃいましたらサイズを聞いご希望に合えば販売しますのでお気軽にお問い合わせください。なくなり次第終了させて頂きます。
自分はカットされた紙を見ると何だか嬉しくなります。
内職をしている気分ですww是非お待ちしております!!
うちに来てくれてもうすぐ4カ月経ちます!
直ぐに御紹介しようと思いましたがじっくり使ってみてからと思い・・・。今になっての紹介です(笑)仕事場に手を入れる際どうしても欲しい物がありました。それはテーブルです。今まで仕事場で使っていたテーブルは実家で使っていなかった物を借りていました。少しの間と思っていましたがずるずると6年??くらい。今回、一生使え、一緒に年を取れるテーブルをと思いnomade designの蔵谷さんとDesign SYUの前崎さんに相談しました。あーでもない、こーでもないと何度も蔵谷さんの素敵な仕事場で打ち合わせして頂きとてもとても大好きなテーブルが出来ました。
ステンの脚とフレームの加工も綺麗でとても気に入っております!ありがとうございます、ちゃび様。
蔵谷さんのブログにも紹介されていますのでhttp://www.nmddsgn.com/blog/index.htmlぜひ!
そしてこの天板オイルフィニッシュではなくソープフィニッシュなので時々ソープで洗ってあげます。ついつい、楽しくて泡をこんもり作ります!!
細かい泡で無心で洗ってあげると何だかとても気持ちもスッキリしますww
このテーブルが来てくれてから打ち合わせ、食事などがとても楽しくなりました。本当に作ってもらって良かったです!ありがとうございました!!
乾かない・・・
梅雨の真っただ中ですが大判の紙を漉いております。業務用の扇風機2機、除湿機をフル稼働です!この紙自分で漉いていてなんですが美しいです。サイズが大きくなると紙質が大雑把になりそうですが時間をかけて丁寧に流してあげると答えてくれます。勿論原料処理も手抜きはなく丁寧に白皮をソーダ灰で煮て丁寧にちり取りしてます!途中流し方を失敗したりすると痕が残ったりしますので慎重に慎重に。漉き終わって成功すると2人で嬉しくなります!仕事場の窓を全開に開け風を通し乾けー乾けーと(笑)
この大きな紙いろんな事に使えます興味がある方は連絡お待ちしております!
こんな感じで乾きが悪いのでその間、出来る事をやってます。以前ブログで紹介していた仕事場に手を入れる!!ですが残りはライトと床です。その2つの為大量のサンプルを作れば作るほどどれが正解か最適か分からなくなり路頭に迷っています(笑)そんな中お客様に来て頂きサンプルの中からこれ欲しい、これ欲しいとご購入頂き自分が使用する目的と違う使い方をして頂けるととてもワクワクします!とりあえず先ずは施工してみます・・・やってみます。
SAKE BUROのご紹介
いつも何かと紙漉思考室の紙を使ってくれる石井すみ子さん。京都、丹波の素敵な所で旦那様は陶芸家、すみ子さんはgalleryh白田のオーナーをされています。今回もまた揉み紙を素敵なSAKE BUROの袋に使用して頂きました。SAKE BUROは福光屋 松屋銀座店様にて4/4(金)~ 4/13(日)まで石井すみ子 「日々節々」で販売されております。自分達の紙が素敵に使ってあるのを見るのが嬉しく、そしてやりがいになります。いつもありがとうございます!!中には酒風呂専用のお酒とビンの中に丹波で摘まれ乾燥された松葉、くま笹、藤ばかまが入っております。ご使用方法はこちらです。。漬け込んで一ヶ月後が楽しみです!!
この他、石井さんお勧めの物が沢山展示してあると思います。お近くにお越しの際は是非!
建具と壁の紙貼り
先週、二日間表具師の川口さんに七山へ出張して頂き建具と壁貼りをして頂きました。本当は一日で終わると思っていましたが考えが甘かったですw障子の建具が4枚、板戸が4枚、そして壁紙。まずは障子です。今回のテーマは白い空間となった時に最後までこの障子の建具で悩みました。新調するべきか今のを使うか・・・。本来建具全面に紙を貼るように作られていないため桟(糊をつける部分)が少なく上手く紙がピンと貼るか微妙です。しかし今後こう仕事が多々ありそうなので試験的に貼ってみました。建具はこれです。。真ん中の小さな格子は一段下がっているので紙が貼れません。今回はとてもとてもぶ厚い紙を貼るので事前に紙に水分を与えておきます。これは板戸です。今回はべたで貼ります。そして刷毛でサササササッと撫でて貼ります。その後角にへらを当てて紙を押し込みます。その後カットします。壁紙、面積の小さい所はべた貼りで大きい所は袋で貼ります。貼り方の違いで質感が変わるのでお客様に説明しやすいです。これはべた貼りです(3メートル以上あります)これは袋貼りで下貼りです。この上に本紙を貼ります。そうしているうちに障子の建具が乾きました。心配していましたが紙はパーンと張り美しいです!!!建具を全部入れると空間ががらりと変わり改めて紙の面白さを再確認しました!次はテーブルが!
次回は紙貼り!
年末より仕事場の部屋の模様替えをしています。空いた時間を使ってやっていますのでなかなか進まず・・・もう2月・・・・。
やっと今週2月12日水曜日にいつもお世話になっている表具師の川口さんと板戸、壁の和紙貼りをします。板戸と壁の細い所はベタ貼りですが何箇所か袋貼りもします。面積的に少ないですが今後和紙を貼りたい方や使いたい方に見て頂けたらと思います。明後日で急ですが興味のある方は見学可能です。メールでお問い合わせください!
紙を剥ぐ時は水をしみ込ませて時間を置くと綺麗に剥げます。その後水分を含んだ布で残ったのりを拭きとれば大丈夫です。場合によっては建具ごと水洗いした方が良い時もありますが一苦労です。この紙は6年間経っていても全く色褪せすることなく破れず強い良い紙でした。もったいないですが剥がす時は快感ですww
紙の質感
紙の質感は漉く道具、漉き方で大きく変わります。
溜め漉きは紙のムラムラ感が出やすく
流し漉きは逆にフラットの均一の紙が漉きやすい
それが長所であったり短所であったり・・・。年末より仕事場の部屋の模様替えで使うために2660ミリ×1270ミリの紙を仕事の合間合間に漉いています。この紙はとにかく大きい。なので漉く時は道具に原料を流し込みそのまま道具ごと乾燥しています。ただこの紙、漉き方が漉き方だけに良い質感を作る事が少し手間が要ります。厚い紙になると尚更。普通に原料を流し込んでしまうと凸凹が出やすくなります。
漉き方に手間をかけてあげると流し漉きと見間違えるような綺麗な紙ができます。
こんな感じで乾燥するので寒い冬はとても乾きにくい。
ここまで大きな紙ですが見た目だけではなく、いろんな可能性を秘めています。使いたい方の意見を上手く反映できれば仕事が楽しくなりますw是非こんな紙が欲しいなどありましたらお気軽にお問い合わせください!お待ちしております。
今年の年賀状
明けましておめでとうございます。今年も一歩一歩いろんな事に挑戦していきたいと思います。紙のご相談お待ちしております!
今年の年賀状は去年、発狂し思考錯誤して創りあげた土入りの紙で作りました。土を使い紙を漉いていたのはかなり前からですが今回のように型を作るやり方は成功する確率が凄く低く商品には出来ませんでした。しかし何とか成功率をあげ去年より注文を受け付けております。この紙の最大の利点は土なのでほとんど色褪せがありません。そして土の量にも依りますが少しだけ立体感が出せる点です。土の事は以前のブログを是非見てください!http://kamishikou.exblog.jp/18812039/ http://kamishikou.exblog.jp/18931562/
今回のテーマはベンガラの薄いグレーの紙に黒い土でした。しかし冬の寒い日だったので染める時にしなくてもよいひと手間を加えてしまい紙が濃いグレーなってしましました。そして黒土が乾燥させると薄いグレーになり・・・。これも勉強です・・・。(笑)
デザインはいつもお世話になっている前崎成一氏
光がない所で見ると若干判りにくいです。
印刷は亜鉛版で活版印刷です。文章の一番下の手書きの線と直線の比較として、マークの下に3本加えています。の意味は名刺の箱などで使っているこのマークにhttp://shikoushitsu.jp/?p=64 +手書きではない綺麗な直線を3本足しているという事を伝えたかったのです。が先程も申した通りあまりにも土と紙が同化して目立たなかったので土を多く盛り過ぎラインがきれいにでませんでした・・・。
しかし角度を変えて見るとこんな感じで見えます!
もし実物をご覧になりたい方はB品でよければ少しございますのでお気軽にお申し下さい。
今年もどうぞよろしくお願いします。